紫雲石硯1
紫雲石硯は岩手県一関市~気仙沼市一帯で採石される赤石で作硯される硯です。
大まかにわけて3種類の石があります。私は4種類にわけています。

赤紫色の石に青色か、白色が入る頁岩の美しい石です。(一般的には輝緑凝灰岩と言われています)
非常に粒度の細かい石で、和墨松煙墨、油煙墨ともによく美しい墨色が出ます。

一関市東山地区の西と東、気仙沼ではそれぞれ石の印象が異なります。
よいのは、東山地区の石が最もよく、印象としては蒼龍石硯と同等レベルにある汎用性のある硯という感じです。
墨の艶、輝きをよく出します。

一関市東山地区(旧東山町)で佐藤鐵治さんが作硯しておられます。
