硯取扱い1 洗い方
硯のメンテナンスの基本は、「使ったら洗う」です。
1に洗う、2に洗う、3に洗う。以外ないです。
その洗い方です。
でも、硯を使ったら、出来るだけ当日中に洗うを心がけてください。
1)ソフトスポンジでゴシゴシ洗う
*理想は指先でゴシゴシですが、物によっては痛いので
2)糸くずが出ない布で水をふき取る
*食器拭きのよいものなどがよいです。
3)硯を表にして置いて数時間乾燥させる
4)硯を裏返して、下に布をひいて保管してする
大事なのは1)と2)だけなので、時間さえ取れれば簡単な事です。(まぁ、その時間が難しい場合があるのでしょうが)
たまに、泥砥石でメンテナンスって聞かれる事もあります。
人によるとは思いますが、素人には泥砥石は使えないと思います。
そんなに難しい物ではありませんが、力加減、出来具合などの程度があります。
包丁研いだことありますか?
20回程度やったことがあれば、家庭用包丁ぐらいはまともに研げる様になると思います。
でも、料理人の方は毎日包丁研ぐぐらいの鍛錬をしているはずです。
包丁を見る眼、包丁のよしあしを判断する基準、問題の発生認識力、課題解決力があってできることです。
頑張れば、家庭用包丁を研ぐ程度の硯を作れる様にはなれると思います。
道具は使いようです。
使い慣れないと、使えないです。
訓練するのもアリだとは思います。